五月病
5月 13, 2025
「5月病の原因と対策」
本日は5月病について少しお話します。
5月病とは、5月の連休明けに心身のバランスを崩してしまった状態を、日本では「五月病」と呼ぶことがあります。この時期は、いろいろと社会生活の変化、気候の変化などが重なる時期です。
仕事や、学校が再開される「仕事に行きたくない」「学校が始まるのがつらい」と、連休明けにストレスを感じる方は少なくありません。そして日本ではゴールデンウイークがありますから、なおさら変化を大きく感じてしまうのかもしれません。
診断名が付くこともありませんが、心の調子をくずしやすい時期として認識いただくと良いでしょう。
実際に診断がつく場合は「環境へのストレス」が原因での「適応障害」か、「脳の機能低下」が原因の「うつ病」と診断されることが多いでしょう。ご自身で判断するのは難しいので、不調を感じた方は早めに医療機関に相談することをお勧めします。
● 症状として
・精神的な症状:気分の落ち込み、不安、イライラなど
・身体的な症状:睡眠障害、頭痛、めまい、動悸、腹痛、疲労感、免疫力の低下(風邪をひきやすくなる、等)
基本的には一過性のもので、時間の経過とともにその多くは自然に回復します。ただし、症状が長く続く場合は「うつ病」へ移行することもあるため注意が必要です。
● 五月病の対策としてご紹介いたします。
- 周囲とのコミュニケーションを大切にしましょう。 新しい環境にうまく馴染めず孤立してしまうケースが多いため、意識的に人とつながることが大切です。
- 生活リズムを崩さないようにしましょう。 夜更かしや食べ過ぎなどに注意が必要です。
- オン・オフの切り替えを意識しましょう。 家では仕事のことを忘れ、リラックスできる時間を持ちましょう。趣味やリフレッシュできる活動も効果的です。
- 適度な運動もお勧めします。 ウォーキングやジョギングなど、軽い運動はメンタルヘルスの維持に役立ちます。
- 改善が見られない場合は、専門家を受診しましょう。 体調や気分がなかなか回復しないときは、精神科医やカウンセラーに相談してみましょう。
