冬の寒暖差 ヒートショックにご注意を!!

ヒートショックとは、気温や室温の大きな温度差によって血圧が上下に大きく変動し血管に大きな負担がかかることによって起こる健康被害のことです。

特に冬場、暖かいリビングから寒い浴室やトイレに移動する際に起こりやすく心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を起こし最悪の場合は突然死を引き起こすことがあります。これを、「ヒートショック」といいます。

ヒートショックを予防する入浴方法

1.浴室や脱衣所を温めて、温度差を減らす。

2.入浴時間は午後2時~4時がベスト。夕食前もお勧めです。

3.食後1時間以内や、飲酒後は避ける。

4.お湯の温度は38~41℃で。(42℃以上になると心臓に負担をかけます)かけ湯をする。

5.同居の方がいる場合は、ひと言かけてから入りましょう

お風呂以外でも、寒暖差には注意をしましょう

浴室やトイレでなくても、10度以上の温度差がある場所を行き来することでヒートショックを起こすことがあります。

暖かい所からほんの短時間の外出であっても、暖かい室内から寒い外に出るときは血圧が変動しやすく心臓や脳血管疾患をひきおこしやすくなります。気温差がある外出の際にはしっかり防寒をすることが大切です。特に首周りには太い血管が通っており、温度変化の影響を受けやすいため、タートルネックの服を着たりマフラーを巻いたりすることが効果的です。

65歳以上の方や生活習慣病がある方で、寒暖差での自覚症状がある時には早めに循環器専門医への受診をおすすめします。