シダキュア処方
スギ舌下免疫療法(シダキュア)の新規開始が可能です!
出荷制限が続いているスギ花粉症に対する舌下免疫療法薬「シダキュア2000」に関しまして、初回用の処方が可能にになりました!
※希望者が続いた場合につきましては順番待ちとなる可能性がございます。
初回投与時は服用後に院内で30分経過観察が必要になりますので、診察のご予約をお願いします。ご希望の方はお電話か窓口でお問合せ下さい。
<治療の流れ>
1. 初回診察 と原因となるアレルゲンを確定する検査(採血)を行います。
※他院で行ったアレルギー検査結果があればお持ちください。(1年以内) 検査が不要な場合があります。
2. 初回投与 初回のみ院内で内服していただきます。内服後約30分間、院内で過ごしていただき、副作用の発現がないか経過を見ます。
3.ご自宅での投与
2日目以降、錠剤は1日1回、舌の下にしばらく保持した後、飲み込みます。投与後5分間は、うがい・飲食を控えてください。
はじめの7日間は、アレルゲンの少ない錠剤を用います。8日目からは、アレルゲンの量を増やした錠剤に変更します。これを3~5年間継続します。
保険適用の治療です。
お薬代(3割負担) シダキュア舌下錠(7日)が約700円です。(別途、再診料、処方箋料がかかります。)
<治療効果>
約80%の方に効果があります。約20%の方は症状が消失し、約60%の方に症状の軽減を認めます。症状が完全になくならない場合でも、症状が軽くなることによって、内服薬・点鼻薬・点眼薬などのアレルギー治療薬の減量が期待できます。
ただし、治療効果がはっきり出ない方も約20%ほどいらっしゃいます。
<注意点>
スギ花粉症への舌下免疫療法はスギ花粉の飛散時期には治療を開始できません。
当院では5歳以上65歳未満の方が適応になります。
服用前後2時間は血行が促進されるような激しい運動や飲酒などは控えてください。
・治療を始められない方:重い気管支喘息の方、本剤にアレルギーの既往のある方
・注意が必要な方:口の中に傷がある方、悪性腫瘍や免疫系の病気がある方、以下のお薬を内服している方(非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬)
<副作用>
服用後30分位で口内のかゆみや腫れ、耳のかゆみや唇の腫れ、喉の刺激感や違和感などが起こる可能性がありますが、多くの場合はそのまま継続できます。ごくまれに、服用によってアナフィラキシーショックを引き起こす場合があります。

ミティキュアの処方も可能です。